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日本の展示会場にて技術を披露(2005年2月)

 ベナム工房といえば、現代の絨毯界を代表するデザイン専門の工房として、世界中から高い評価を得ている名工房です。


 また、次代を担う若手デザイナーに多大なる影響を与えたことでも知られています。ピンクなど花の色をメイン色に、図案化した花びらをバランスよく散らしたデザインは、ヨーロッパを中心に絶大な人気を獲得しました。近年の絨毯業界では、一世を風靡したデザインは必ず真似されます。ベナム工房オリジナルデザインも例に漏れず、コピー商品が大量に出回りました。 そして、ベナムデザインのコピー商品が市場を賑わし続けた結果、いつしか“ベナム柄”は一般的に通用する意匠(柄)の名称として使われるまでになっていったのです。しかし、コピーデザインが出回る中でも、ベナム工房オリジナルデザインの作品は、ひと目でわかるほど洗練されていて、且つ製品のクオリティも高く、返ってその実力を際立たせる結果になりました。


 一般的に絨毯デザイナーは、制作工房にデザインを引き渡した後はそれ以上関わることをしません。しかし工房マスターのモハッマド・ホセイン・ベナム氏は、作品の完成まで見届けます。制作の現場に顔を出すことで織り職人の志気が上がり、作品の質が向上することを知っているからです。作品の完成度が低ければ市場で注目されることはなく、ましてやデザイナーが評価されることもあり得ません。ベナム氏がデビュー間もなく脚光を浴びて“色とデザインの革命児”とまで言われた背景には、豊かな才能以外にこうした地道な努力があったのです。


ベナム氏と弊社社長 (ペルシャンワールドのショールームにて)

 ベナム氏は1954年、タブリーズに住む絨毯職人の父のもと、5人兄弟の4番目として生を受けました。両親は芸術家ではありませんでしたが、ベナム氏が芸術の道を進むことに賛同し協力しました。14歳の頃より油絵とミニアチュールを本格的に学び始め、15歳のときに人の勧めで絨毯のデザインに取り組むようになりました。大学では美術の他に経営学や数学を積極的に学び、卒業後にはデザイン事務所を開設。やがて絨毯デザインの仕事の増加とともに名が知れていきました。


 現在ではイランの国民的芸術家のひとりとして、押しも押されぬ不動の地位に住しています。1992年第1回イラン国際展示会においては優秀賞を受賞。その他にも国内外より数多くのタイトルを受賞しています。また、幾つかの作品は美術館にも展示されており、今後も将来のアンティーク市場を席捲するような素晴らしい作品の誕生が待たれます。



| モハッマド・ホセイン・ベナム氏にインタビュー|
| ベナム工房 絨毯の画像 |