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1.素材 〜厳選した最高品質のシルク糸〜

2.染色 〜100%草木染めで水に強いシルクを実現〜

3.織り 〜突出した織りの技術〜

4.デザイン 〜年々進化を遂げるデザイン〜

5.技術 〜深秘の光彩を放つ8色のミックス糸〜

艶やかな光沢と滑らかな手触りの
モハッマド・ジャムシーディ作品

 良質なシルクを生み出す方法は、現在においても科学的に解明されていない部分が多く、難しいとされています。蚕の品種、養蚕、製糸、撚糸、染色、精錬などの一連の条件が良好に相乗作用し合ったときに初めて高品質な絹糸が出来上がります。


 シルク糸の精製には、手間もコストも掛かり、加えて技術と経験を要するため、シルク絨毯工房では市販の糸を購入して使用するのが一般的です。しかしモハッマド・ジャムシーディ工房は、シルクの名産地であるイラン北部の生産者から撚る前の段階で買い付けを行い、その後の全ての工程を自工房で行っています。これは、長年掛けて積み上げた独自のノウハウがあってこそ出来ることなのです。


 モハッマド・ジャムシーディ・プール氏は、絨毯の生産者でありながら、同時にシルク糸の研究者でもあります。強靭且つしなやかで美しいシルク糸を1色でも多く生み出していくことは、彼自身のライフワークと言えます。長年に渡る研究の成果として、モハッマド・ジャムシーディ工房は、ペルシャ絨毯に最適な最高品質のシルク糸を手に入れました。彼の生み出す糸は、光沢に富み、柔らかく、弾力が強いため、織り上げられた絨毯は長年の使用に耐え、使うほどに美しさを放ちます。


ジャムシーディ氏から糸の説明を受ける弊社社長

 2500年以上といわれるペルシャ絨毯の歴史の中で伝統的に用いられてきた『草木染め』は、作品を時の経過とともに一層美しい色合いに変化させていく至高の染色技術です。


 モハッマド・ジャムシーディ工房の作品には、100%草木染めのシルク糸が使われています。全て自工房で染色するそのシルク糸は水に強く、たとえ湯に漬け込んでも色落ちしません。


 現在クムにおいて、部分的に草木染めのシルク糸を使った作品を生産する工房はありますが、100%草木染めで染色したシルク糸で制作している工房は、モハッマド・ジャムシーディ工房以外にありません。一般のシルク絨毯工房が100%草木染めの絨毯を制作しない理由は幾つか挙げられます。第一に、販売されている草木染めのシルク糸は色数に限りがあり、化学染料で染めた糸で不足色を補わなければならないこと。第二に、自工房で染色するには、経験に裏付けられた高いレベルの技術が必要であること。第三に、天然染料のもとになる材料の入手が困難でコストが割高であること。


 モハッマド・ジャムシーディ・プール氏は、1966年の工房設立以来、草木染めにこだわり続けました。成功と失敗を繰り返しつつ、年月を掛けて一色、また一色と、草木染めで染色した色糸の数を増やしてきたのです。彼は毎年欠かさず新作を発表しますが、ここ数年の作品は明らかに使用している色糸の数が増えています。そして、見たことも無い色が使われていたりもします。我々は、ここにも彼の長年に渡る心血を注いだ研究の結実を見ることができるのです。


ジャムシーディ工房の織り機

 ペルシャ絨毯の結びには、トルコ結びとペルシャ結びの二種類があります。


 トルコ結びは鈎針を使った結び方で、ヘレケに見られるようなノット数(結び目の数)の多い細かい織りが可能ですが、ペルシャ結びは指で結ぶ方法であるため、職人の技術レベルが相当に高くなければ細かい織りの製品を作り出すのは困難であるといわれています。


 ペルシャ結びで製作される絨毯のノット数は、100万ノット(100?角の中に100万個の結び目)が一般的な職人の限界であるとされ、それ以上の細かい織りを実現できる職人は稀でしょう。

驚きのスピードで糸を結ぶ

 シルク絨毯の名産地“クム”では、ペルシャ結びが一般的です。シルクと聞けばウールよりも細かい織りをイメージする方が多いと思いますが、実際はクムの中で150万ノットを超える作品を制作できる工房の数はあまり多くありません。


 クムには有名な工房がたくさん在り、細かい織りの作品を数多く世に出していますが、その中で200万〜400万ノットの絨毯を製作してきた実績を持つモハッマド・ジャムシーディ工房の織りの技術は突出しています。


数年前の作品
(2000年発表)

斬新な柄の最新作
(2004年秋発表)

 一般にペルシャ絨毯の工房は、ひと目で何処の工房の作品かを判別できるくらい個性的な『オリジナルデザイン』を持っていますが、大幅にデザインの変わった新作を制作・発表することは稀です。


 一方モハッマド・ジャムシーディ工房から発表される新たな絨毯は、常に工夫が凝らされ、そのデザインは毎年進化を続けています。 草木染の色糸を駆使した斬新な色使いの作品や、8色のミックス糸で織り上げた不思議な光彩を放つ作品など、それらの作品はいつも人々を魅了します。


 斬新なデザインを発表し続けるモハッマド・ジャムシーディ工房ですが、デザイン上の基本的な特徴はあります。例えば、モスクやメヘラブをモティーフにした文様が多いこと、“ペルシャの歴史に残る建物、遺跡、人物”や“縁起の良い動物、置物、草花”が各処に散りばめられていること、などが挙げられます。近年の作品中には、“ペルシャ2500年の歴史”という壮大なテーマを持ってデザインされた傑作もあります。


 染色と同様に他工房が真似することができないモハッマド・ジャムシーディ工房の特殊技術といえば、多種類の色をミックスして撚糸する技術です。


 2003年、モハッマド・ジャムシーディ工房は、従来の2色、6色のミックス糸に加えて、8色のミックス糸を使用して製作した絨毯を発表しました。この糸を使って織りあげられた絨毯は、一見何色とも言えない、とても神秘的な光彩を放ちます。
 このように6色や8色の色糸を混合させるには、自工房で染色・撚糸を行う必要があります。すでに撚られた糸をさらに撚り合わせるのでは、糸が太くなりすぎて使い物にならないと同時に、強度も著しく落ちてしまいます。


 モハッマド・ジャムシーディ・プール氏は長年の試行錯誤の結果、撚糸する前に染めた複数色の糸を撚ってミックス色のシルク糸を作り上げることに成功したのです。この製法の技術的詳細は工房の企業秘密ですが、経験に裏付けられたシルク糸の生産技術と染色技術が無ければ実現するのは不可能なことから、今後も追随する工房は現れないと考えられます。


 モハッマド・ジャムシーディ工房以外にも、2色のミックス糸を使った絨毯を発表した工房も存在しますが、その作品は、単純に2本の完成した色糸を1本に撚って使用しているに過ぎず、ジャムシーディのそれとは全く異なるものであると考えられます。


8色のミックス糸をフィールド全体に使っている絨毯とは?

「不思議な色だなぁ」と裏をめくって見ると・・・ 何と、たくさんの色糸が霜降りのように織り込まれている!

画像では判り難いかもしれませんね。株式会社ペルシャンワールドではいつでも実物を御覧頂けます。是非ショールームにお越しください。


| シルク絨毯の王様 モハッマド・ジャムシーディ工房|
| モハッマド・ジャムシーディ工房 絨毯の画像 |